【これで臭くない!】猫用ドライシャンプーの種類と選び方とは

猫用ドライシャンプー
健康・美容・ダイエット

「猫は頻繁に毛づくろいを行う綺麗好きな動物で、洗わなくても全然臭くない!」
なんて言われておりますが、実際は臭いときも…ありますよね。
本来綺麗好きで臭いなんてほとんどしない猫が臭くなってしまう原因はいくつかありますが、「体が臭い」ということは猫にとっても非常に大きなストレスとなります。
また、心理状態や季節によってフケがたくさん出てしまう子もいるため、そうなるとやっぱり洗ってあげたいのが親心です。
とはいえ、猫は綺麗好きなのに大のお風呂嫌い(水嫌い)でもあります。
そんな猫と猫飼いさんの強い味方が「水の要らないシャンプー」、いわゆるドライシャンプーです。
今回は、猫用ドライシャンプーの種類と選び方についてご紹介いたします。

猫が臭くなる理由とは

これで臭くない!猫用ドライシャンプーの種類と選び方とは画像

先述の通り、猫は基本的に綺麗好きで体臭がほとんどない生物です。
そんな猫が臭くなるには原因がありますので、その中の代表的なものをいくつかご紹介いたします。

猫の身体が汚れている

お外やベランダ・玄関で遊んで体が汚れていると、そのまま臭いになってしまいます。

猫が毛づくろいが下手

生まれつきなのでしょうか、猫なのに破滅的に毛づくろいが下手な子が存在します。
こういった猫は「舐め残し部位」がたくさんあり、そこから臭くなってしまいます。

猫が太っている

太っていると、お肉が邪魔をして舌が届かない部分ができてしまいます。
するとやっぱり「舐め残し部位」が発生し、臭くなってしまいます。
(※でぶ猫さんの中にはお尻舐めができない子も居るので、臭くなりやすいですし病気にもなりやすいという危険性があります。猫は太らせないでください!!)

猫が病気/体調が悪い/老齢

毛づくろいはそれなりに体力を消費する行動なのか、体調が悪かったり年を取ってきたりすると、毛づくろいの範囲や頻度・時間がどんどん減少します。
また、皮膚や被毛の調子も悪くなりがちなので、バサバサになったりフケが出たりします。

これで臭くない!猫用ドライシャンプーの種類と選び方とは画像2

猫が歯周病/歯肉炎を患っている

口腔疾患はお口が臭くなりますよね。これは口内に菌が繁殖しているからだと考えられます。
この状態で毛づくろいを行うと、全身に悪臭を塗り広げてしまう可能性も。
これは我が家の保護猫の話で、生来唾液がネバネバで口腔疾患になりやすい猫らしいのですが、彼女が毛づくろいをした後は毛がバリバリ&臭いです…。

このように、本来ほとんど臭いがしない猫が臭くなる場合はいくつか原因があります。
病気が隠れている場合が多いので、まずは獣医さんに相談した方が良いかもしれませんね。

猫用ドライシャンプーの選び方

まず何よりも、「猫に害がないもの」を選んであげられるように注意をしてください。
ドライシャンプーとは「水の要らないシャンプー」ですので、つまりは水で洗い流さないものです。
タオルで拭きとっても被毛に成分が残存しますので、猫が舐めても安全なものであることが大原則です。
しかし、世の中には「ペット用」「犬猫用」「ペットにも安心」「安心の植物由来成分」と謳っていても、実は猫にとって危険なハーブを使用していたり、植物由来成分を含有しているだけで石油精製品も一緒に使っているものもあります。
「犬猫用」「ペット用」でも良いのですが、猫と犬は根本的に違う生物ですので、犬にとって安全でも、猫にとって安全ではないものも存在しています。
ですから、私はペット専門の企業が販売している「猫用」のドライシャンプーをおすすめいたします。

猫用ドライシャンプーの種類とメリット・デメリット

ドライシャンプーにはいくつかのタイプがあります。
猫の性格・体調・汚れ具合に合わせて選んであげてください。

スプレータイプの猫用ドライシャンプー

液体の洗浄液を猫の被毛へシュッシュとスプレーして使います。
手軽で拭きとりも簡単なので、使い勝手もよいでしょう。
デメリットは、被毛が濡れるので嫌がる猫もいます。
スプレー後に軽くブラッシングを行い、タオルで拭きとってあげてください。

泡タイプの猫用ドライシャンプー

ドライシャンプーと言えばこのタイプを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
人間同様、泡を被毛にもみ込んで使うタイプです。
他のタイプに比べて洗浄効果が高いので、しっかり洗いたいときに使うと良いでしょう。
デメリットは、被毛が濡れるので嫌がる猫もいます。
また、皮膚にも薬液が触るタイプなので、しっかりふき取ってあげた方が安心です。
泡をもみ込んだ後、タオルでしっかりとふき取り、ブラッシングを行い整えてあげてください。

パウダータイプの猫用ドライシャンプー

被毛へ直接振りかけてからブラッシングをすることで、汚れや臭いを落としながらコーティングするタイプです。
被毛が一切濡れないというメリットがありますが、粉なので吸い込んだり部屋が散らかったりというデメリットもあります。
被毛全体へふりかけ、手で撫でてなじませてからブラッシングを行ってあげてください。

ボディシートタイプ

シャンプータオルという名称などでも販売されている、シートタイプのものです。
様々な種類がありますが、基本的にタオルなどで拭きとる必要がないため、非常に手軽に利用できます。
また、肉球やお尻など、気になる部分をちょっと拭く時にも重宝します。
デメリットとしては、洗浄力はさほど高くないというところでしょうか。
我が家では毛づくろいができなくなった老猫のデイリーケアに活躍しました。

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まとめ

いかがだったでしょうか。
水の要らないシャンプーと言っても、色々な種類があります。
市販の商品には猫にとって不安な成分を含んでいる可能性がある商品もあるので注意が必要ですが、基本的にお風呂嫌いな猫と猫飼いにとって重要なお助けグッズであることは間違いありません。
おうちの猫に合ったものを選んで、快適に暮らしてもらいたいですね。




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7歳の時から20年三毛猫に育てて頂きました。その後、腎不全・肝不全・膵臓不全・末期糖尿病・白血病の5重苦の捨て猫と一緒に闘病をした経験をもとに、現在5匹の保...

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