猫のトイレのしつけの成功術! トイレの置き場所や数、システムトイレ、猫砂の選び方とは?
猫は決まった場所で排泄する習慣がある為、トイレ自体のしつけはそれほど難しくはないでしょう。飼い主が数回教えることで、自然と覚えてくれます。しかし、トイレの場所を覚えた後に重要なのは、出来る限りトイレの環境を清潔に保つという事です。嗅覚も優れる猫にとって、清潔でないトイレでは排泄しないことが見られる場合もあるので気を付けましょう。
トイレのしつけの仕方
猫がトイレをしたいサインを見つけたら、そっと用意しておいたトイレまで抱きかかえて連れて行ってあげましょう。床のにおいを嗅ぐ、おしりをムズムズさせる、周囲をあちこちうろうろすること等がトイレのサインです。排泄が成功したら、トイレの位置を覚えるまで、排泄物を少し残しておきましょう。それは、排泄物のにおいによって、ここがトイレだと猫自身が覚える為に有効だからです。失敗してしまったらすぐに匂いが残らないように消臭、掃除を行います。間違ったトイレの場所を覚えてしまう可能性があります。
トイレの置き場所や数、大きさはどれくらいがいいの?
トイレの置き場所は風通しの良い静かな環境で、普段食事をしているところから離れた場所がいいでしょう。さらに欲を言えば、飼い主が目の届くところに置くことをお勧めします。排泄頻度や排泄時における猫の動作によって病気の早期発見が出来る場合がある為です。トイレの位置を覚えているのに失敗してしまうことや、あまりにも頻回にトイレへ行く行為、又その逆の全くいかない場合等、飼い主が気づきを持ちやすい点が挙げられます。トイレの数は多頭飼いであれば、飼っている猫の数よりもひとつ多く用意するとよいでしょう。においにも敏感な猫は、相性の合わない猫がトイレをした場合、そのトイレを使用しなくなるケースもあります。3匹であれば4つ、4匹であれば5つトイレを用意することが望ましいでしょう。トイレの大きさは猫が窮屈に感じない大きさがよく、猫の大きさの2倍弱程を選ぶとよいでしょう。
トイレや砂の種類、システムトイレについて
トイレにはオープン型と、ハーフカバー、ドーム型といった種類があります。入りやすさや排泄物の確認のしやすさ、砂の飛び散りやすさ、消臭効果等に違いがあり、猫や飼い主にとってベストなものを選ぶとよいでしょう。
砂の種類についてご紹介します。
紙系
固まるタイプは可燃ごみとして処理することが出来、人が使用しているトイレに流せるタイプもあり後の処理が非常にらくです。しかし、飛び散りやすいといった難点があります。
木材系
紙系と同じように可燃ごみとして処理することが出来ます。ヒノキを原料としているものがよく知られており、よい香りがするのが特徴ですが、紙系と同じように飛び散りやすいことが難点として挙げられます。
鉱物系
粒が重く飛び散りにくいのが特徴です。猫自身にとっても砂かけを行いやすく、掃除のしやすさや清潔を保ちやすいことが利点です。その反面、燃えるごみとして処理できないことが面倒でありますが、多くの猫は違和感なく使ってくれることが多いです。
これらの他にも、おから系や食品系、シリカゲル系等ございますので、猫にとって使いやすいものを選んであげてください。
まとめ
トイレのしつけは猫の仕草をよく観察し、部屋や床のにおいをかぎ始めたらトイレのサインです。そっと優しく抱き上げて、トイレに連れていくようにしましょう。排泄に成功したらうんと褒めてあげ、失敗しても決して叱ることの無いようにしましょう。ひとつひとつしつける中でも優しく猫と関わることが、信頼関係を築くうえでも重要なことです。猫がトイレの場所を覚えていても失敗してしまうことがあります。その場合は原因を探り、快適にトイレできる環境を整えてあげましょう。
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